本日、舞台「ビニールの城」のソワレを観に行ってきました。






蜷川幸雄さんの追悼公演。

大好きな蜷川さんの遺作となることや、生で森田剛くんと宮沢りえさんの芝居が観たかったこともあって、特電で確保したという友だちにグイグイ食らいついて連れて行ってもらいました(笑)




序盤は話の軸がうまく掴めなくて戸惑ったけど、物語が進むにつれて、儚く、脆く、切ない愛の物語に引きこまれました。



まさか最後に泣くとは、ですよ。

完全に予想外(笑)


ラストシーンのモモ(宮沢)の姿に、なぜか随分前に観た蜷川演出舞台「エレンディラ」を思い出した。

なんでかな〜?

運命から逃れられない姿が重なったのかな。



切なくて痛くて、カーテンコールになってからも涙が止まらなかった。





少し惜しいなと思ったのは、森田剛くんの声が潰れたのか掠れていて所々セリフが届かなかったこと。

それでも、人形を介してしか世界と触れ合えない不器用で純粋な人物像を生き生きと演じていたと思います。

森田くんの芝居って結構いいなと思ったのは大河ドラマ「毛利元就」が最初。

でも、あの頃とは比べものにならないくらい眼の力が強いし、いい顔つきになってるな〜と。



総合して、期待値を遥かに超えてくれたお芝居でした。




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